薬品製造化学分野について

 医薬品の殆どは有機化合物である。また、生命現象は大小様々な有機化合物が関与する化学反応から成り立っている。生命現象を分子レベルで考察し、そこから新しい医薬品候補化合物を創製する過程に於いて、有機化合物を扱う「有機化学」の果たす役割は実に大きい。
 我々の研究室では、有機化学を基盤として、創薬や医療に役立つ高機能性有機化合物の創出を目指して研究を行っている。また、医薬品の構造が複雑化してきた今日、標的となる化合物の効率的合成のためには新しい合成技術や概念、触媒の創生が不可欠である。さらに、原料となる資源の有効利用、副成物による環境問題、光学活性化合物の不斉合成など、未解決の課題も多い。我々の英知を結集して独自の合成法や触媒を創造し、これらの課題を解決することにも注力している。
研究課題 1.生物活性化合物の合成
     2.酵素触媒不斉合成法の開発
     3.同位体標識化法の開発と生命現象解明への応用
     4.有機分子触媒やバイオマスを活用した環境調和型分子変換の開発
     5.創薬や医療に資する新規機能性分子の精密有機合成
詳細は、研究方針をご覧下さい。

What’s New

2021年8月31日 赤井周司他著, 『フローマイクロ合成の最新動向』(深瀬浩一, 永木愛一郎監修, シーエムシー出版)が上梓されました。詳しくはこちら
2021年8月4日 岡直輝さん(D2)が第41回有機合成若手セミナー「明日の有機合成を担う人のために」において、「安定性と反応性を兼ね備えた芳香族ボロン酸エステルの開発」の発表により優秀賞を受賞しました。
2021年7月8日 西尾幸也さん、鹿又喬平助教らの論文Direct nucleophilic substitution of alcohols using an immobilized oxovanadium catalystがChemistryViewsにて紹介されました。また、同誌のCover Featureにも採択されました。
2021年7月1日 平郡耀人さん、井川貴詞元准教授らの論文Could London Dispersion Force Control Regioselective (2 + 2) Cyclodimerizations of Benzynes? YES:Application to the Synthesis of Helical BiphenylenesがJ. Am. Chem. Soc.に掲載され、同誌のカバーアートにも採択されました。また、薬学研究科の研究トピックスにも紹介されました。
2021年5月1日 赤井教授が「夢の新薬に挑戦:副作用ゼロを目指して」と題して、令和3年度大阪大学いちょう祭でオンライン講演を行いました。
2021年4月7日 笠間建吾さん(D4)のReview de Debut が有機合成化学協会誌に掲載されました。
2021年4月1日 新しいメンバーが加わり、新年度の研究活動がスタートしました。
2021年4月1日 澤間善成博士が、当分野の准教授に着任しました。

2021年3月24日 送別会を開催しました。
2021年3月24日 川端将暉さん(M2)が大阪大学沢井記念薬友会賞若手奨励賞を受賞しました。
2021年3月24日 赤井教授の研究が「未来社会共創を目指す研究シーズ集2021(大阪大学)」に紹介されました。詳細はこちら
2021年3月17日 Prof. Harald Gröger (Bielefeld Univ., Germany)による特別講演会を開催しました。詳細はこちら
2021年3月10日 井川貴詞准教授の送別会を開催しました(岐阜薬科大に異動)。
2020年 12月15日 当分野の土持出さんが第22回生体触媒化学シンポジウムにおいて「リパーゼを活用する多置換多環式骨格のワンポット不斉構築」の発表によりベストプレゼンテーション賞を受賞しました。
2020年11月4日 リベリアからの留学生Stanley Michael Oppongさんがメンバーに加わりました。
2020年9月30日 増田茂明さん、井川貴詞准教授の論文がOrg. Chem. Highlightsにて紹介されました。詳しくはこちら
2020年7月1日 鹿又喬平博士が、当分野の助教に着任しました。
2020年6月1日 赤井周司他著『現代有機工業化学』(神戸宣明, 安田 誠編, 化学同人)が上梓されました。詳しくはこちら
2020年4月1日 新しいメンバーが加わり、新年度の研究活動がスタートしました。
2020年3月25日 当分野の井川貴詞准教授が大阪大学沢井記念薬友会賞研究部門賞を受賞しました。
2020年2月1日 八幡健三博士が、ドイツ マックスプランク研究所に異動されました。
2020年1月30日 笠間建吾さん(D2)達の論文が、European Journal of Organic Chemistryに掲載され、同誌のカバーピクチャーにも採択されました。詳細はこちら